IT=それがこれ、「ジンジャー」は電気スクーター…世紀の発明『セグウェイ』

自動車 ニューモデル 新型車
IT=それがこれ、「ジンジャー」は電気スクーター…世紀の発明『セグウェイ』
IT=それがこれ、「ジンジャー」は電気スクーター…世紀の発明『セグウェイ』 全 2 枚 拡大写真

正体不明のまま、今年の初めから様々なメディアで「パソコンを超える世紀の発明。これがあることで今後の都市開発を根底から揺さぶるかもしれない」などと絶賛されてきた仮称「ジンジャー」あるいは「IT」が、ジャイロシステムを利用した電気スクーターの一種であることが3日、明らかになった。

アメリカの発明家であるディーン・カーメン氏が開発したもので、『セグウェイ・ヒューマン・トランスポーター』という商品名が付けられた。左右に車輪があり、その中間に設けられたステップに立ち乗りするという、一見アンバランスなものだが、10個のジャイロを内蔵し、1秒間に100回程度の演算を行うことでバランスを確保している。運転者が行きたい方向に体を傾けるだけで、重力センサーがそれを感知。19km/hのスピードで約30kmの航続距離がある。

カーメン氏は昨年末ごろから、「個人の移動に使用する乗り物」に関する特許を次々と申請。開発資金の提供を求められたアップル・コンピューターのスティーブン・ジョブスCEOが「パソコンを超える発明品だ!!」と絶賛したため、世界中で「ジンジャーというすごいものを作っているらしい」という噂が駆け巡り、一時は「空を飛ぶスクーターらしい」という憶測も飛び出した。

今のところ発売はアメリカだけに限られ、一般向けモデルの価格(現地)は約37万円になるのではないかとみられている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ショッピングセンターに320台の名車・旧車が大集結…第5回昭和平成オールドカー展示会
  2. 『V』クラスより上級のミニバンか? メルセデスベンツが2026年に『VLE』『VLS』導入へ…上海モーターショー2025
  3. 「通勤とか買い物にちょうどよさそう」オシャレ系特定小型原付『ウォンキー』にSNSでは反響
  4. 日産がエルグランドなど新型4車種投入へ…NISSAN START AGAIN
  5. 【VW ゴルフGTI 新型試乗】自動車を運転することが楽しかった時代に引き戻される…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 東レ、偏光サングラスでの利用を可能にする新たなHUD技術を開発…フロントガラス全面展開も視野に
  2. AI家電を車内に搭載!? 日本導入予定の新型EV『PV5』が大胆なコンセプトカーに
  3. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  4. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  5. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
ランキングをもっと見る