ユーロビートを聴きながらの運転は非常に危険---研究成果が明らかに

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
ユーロビート (AC)
ユーロビート (AC) 全 1 枚 拡大写真

イスラエル・ベングリオン大学のチームが「クルマの安全運転には適度なテンポの音楽が一番」という研究結果をまとめ、イギリスの科学雑誌『New Scientist』(ニューサイエンティスト)の最新号でこれを発表することになった。

これはベングリオン大学のウォレン・ブロズキー研究員らのチームが実験してきたもの。運転暦が7年以上の28人を対象に、ドライビングシミュレーターに乗車させた状態で様々なテンポの音楽を聞かせ、音楽が運転中の人体に与える影響を計測する実験を行った。

被験者には“クルマの中で音楽を聴いている”というシチュエーションを与え、BPM60のバラードから、140超のユーロビートまで、様々な音楽をバックにシミュレーターでの運転を行わせた。ちなみに“BPM”とは「Beats Per Minute」の略で、これによって1分間に入る四分音符の個数を表す。数値が高いほどテンポが速くなり、その分だけ高揚感を与えるとされている。

結果、テンポが速い(=BPMが多い)曲を聴いているときに信号無視や急発進、急ハンドルなどの動作が増えることがわかり、BPM140のユーロビートを聴いているときに起こす事故は、BPM60程度のバラードを聴いているときの倍近い数値になるという。ユーロビートに大音量というファクターを追加した場合、なんとさらにその数値が上昇してしまう。

また、音楽を聴いているときと、聴いていないときでは、後者のほうがより運転に集中できることも明らかになった。適度なテンポの音楽を聴いている場合には脈拍の変動が小さくなり、リラックスした状態になるが、このために生じる注意力散漫の影響の方が大きいとされる。あまりにもゆっくりしたテンポの音楽では意識レベルが低下してしまうということでもある。

人間が最もリラックスできるBPMは、心拍数と同じ72と言われているが、運転の際にもこれに近いテンポの音楽を選択すれば、人体に与える影響を最小限にできるという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ポルシェのEV『タイカン』がニュルで新記録、テスラ抜いた
  2. サンシェードでは車内温度の上昇を抑制できない!?【カーライフ 社会・経済学】
  3. レクサス『CT』が後継モデルへバトンタッチ!? SUV風で早ければ2023年登場か
  4. 【マツダCX-60】7月末時点での受注が6400台に、ディーゼルモデルに人気
  5. ジャンボフェリー32年ぶりの新船「あおい」10月22日初就航、9月20日より先行予約開始
  6. 高級ミニバン戦争が再加熱!? 『アルファード』次期型は2023年登場へ、進化する「キング・オブ・高級ミニバン」の姿とは
  7. 【日産 フェアレディZ 新型試乗】やっぱりZはイメージ通りの「デートカー」でした…竹岡圭
  8. レクサス GX の米2023年型が発表、「ブラックライン」も引き続き設定
  9. 日産 スカイライン のインフィニティ版『Q50』、最強グレードは405馬力[詳細写真]
  10. 水素内燃エンジンがディーゼル並みの出力…2026年度にトラック市販めざす
ランキングをもっと見る