日産自動車は15日、日産車が関わる交通事故の死亡・重傷者数について当面、1995年にくらべ半減させることを目標に安全技術の採用車種の拡大を進めると発表した。
日産の分析によると、交通事故における日産車の死亡者・重傷者の数は1995年が1万台あたり15.3人だったのに対し2000年は同14人と減少した。今後発売する新型車には高度な安全技術を全ての車種に取り入れ2015年ごろには日産車が関わる死亡者・重傷者数を95年にくらべ半減させるという。
ただ高度な安全装備は即、車両価格にはね返るのがネック。このため“採用”といっても標準装着でなくオプション設定にとどまるものもある。優れた安全技術も実際に普及しない技術も多く「コスト面が日産の課題の一つ」(同社役員)という。