ホンダ鈴鹿製作所内からも有害物質---三重県が立ち入り調査

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三重県環境部は19日、ホンダの鈴鹿製作所から工場内の土壌の一部と地下水から環境基準を大幅に超えるシアン化合物などが検出したという報告を受け、立ち入り調査を行ったことを明らかにした。三重県は来年3月までの猶予期間を設け、ホンダに土壌無害化を早急に行うよう指示を行った。

工場内の土壌汚染については、ホンダ側が三重県の定める「生活環境の保全に関する条例」に基づいて報告したことによって明らかになった。ホンダが提出した報告書によると、1999年2月から今年3月までの間、鈴鹿製作所内7カ所の土壌と地下水から、シアン化合物、六価クロム化合物、ベンゼンなどが検出されていたという。

検出された有害物質の最高値は、シアン化合物が地下水1リットル中に1.1ミリグラム含有。ベンゼンは同4.5ミリグラム含有で、環境基準450倍という途方もない数値だった。また、工場内2カ所の土壌から検出された六価クロム化合物は、環境基準の360倍に達しており、周辺環境への影響が危惧されている。

ホンダは調査結果を提出する際、環境部に対して、「敷地の境界部分の地下水は環境基準以下であり、敷地自体もコンクリートなどで覆われているため、土の汚染が周辺住宅地に広がる心配はない」と報告したが、環境部はその事実が正しいかどうかを確認するために立ち入り調査を行い、工場の関係者などへ周辺への影響が及ばないよう、早急な土壌浄化対策を行うように指示した。

ホンダでは埼玉県の和光工場内の地下水からも環境基準を大幅に超えるシアン化合物が検出されているが、これらの事実は今に至るまで自社Webサイトでは報告されていない。企業の姿勢をアピールする上で重要なことだと思うのだが。

《石田真一》

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