いすゞ自動車は20日、ディーゼル車が排出する粒子状物質(PM)を除去する酸化触媒コンバータ内蔵サイレンサ『PMキャタコンバータ』を開発した。
このコンバータは、いすゞ製の1994年(平成6年)規制、及び1997年−1999年(平成9−11年)排ガス規制適合の全トラック・バスに装着できる装置で、東京都の指定を取得した。販売は20日より小型トラック、中大型バス用の車両取り付け用キットとして一部発売、7月末までには全車型に対応するキットを発売する。
PMキャタコンバータは、PMに含まれるHC(炭化水素)を主とした未燃焼物質を酸化触媒の作用で、二酸化炭素(CO2)と水に変換して排ガス中のPMを低減する。これを装着すれば2003年10月の東京都のディーゼル規制に適合、2005年の規制強化後も都内の走行が可能になる。
価格は小型トラック用が20−25万円、中型トラック・バス用が35−40万円、大型トラック・バス用が40−45万円。