前日の米国株式が急落後上げに転じたことで、目先の安心感から全体相場は反発。もっとも取引は盛り上がらず、出来高は4月15日以来の6億株割れとなった。自動車株は、買い戻しが入り全体にしっかり。
日産自動車が、前日比14円高の812円と3日ぶりに反発。出来高は市場第3位と久々にボリュームアップした。トヨタ自動車が5円高の3000円ちょうどと大台を回復し、ホンダも30円高。8月の新型『デミオ』発売を発表したマツダは、7円高の311円としっかり。
しかし、前日の海外市場で円相場が昨年9月以来の1ドル=118円台をつけるなど、今後の経営環境は依然不透明感が漂っている。買い戻しが入っても上値は限定されているのが実情のようだ。
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