【新聞ウォッチ】関西ペイントも日産株をすべて売却、取引も解消

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【新聞ウォッチ】関西ペイントも日産株をすべて売却、取引も解消
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年7月16日付

●NY株8400ドル割れ、ドル独歩安115円台、自動車など輸出企業戦略見直し(読売・1面、関連記事8、9面)

●熱風中国、市場争奪、車業界の岐路(東京・1面、関連記事9面)

●トヨタ、環境戦略加速、中国に泥炭会社、「低燃費化で37億円節約」(東京・9面)

●市場引っ張るビッグスクーター、低迷2輪車にAT化の波(産経・9面)

●自動車鋼板、住金、米生産から撤退、合弁相手不振、月内にも(日経・1面、関連記事13面)

●シリーズ「産業力」衰退説を撃つ、私の意見、川本信彦・ホンダ取締役相談役(日経・13面)

●トータルサービス、車のフッ素加工出張サービス開始(日経・15面)

●関西ペイント、日産自動車株すべて売却、持ち合い完全解消(日経・17面)

●警視庁発注の道路標識工事で談合、公取委74社に排除勧告(日経・38面)

ひとくちコメント

日産自動車が下請け部品メーカーなどに大幅な価格引き下げを要請したことで、取引関係に変化が生じていることは再三再四報じられているが、今度は自動車用塗料の最大手の関西ペイントが日産株をすべて売却、取引も解消していたことが明らかになった。きょうの日経が取り上げている。

理由は、日産による塗料価格引き下げ要求を関西ペイントが拒んだため、両社は前期から取引関係がほとんどなくなっていた。日産は2001年3月中に関西ペイント株をすべて売却済みで、これに対し2002年3月中に関西ペイントも日産株をすべて売却したことで、長年の株式持ち合い関係が解消したもの。

この記事からでは、決裂した具体的な交渉の過程は定かではないが、「V字回復」を目指すゴーン社長が取り組む再建計画では、関西ペイントのような取引先とのギクシャクするケースは珍しくなく、これからも反発する部品メーカーなどの日産離れが一段と加速しそうである。

《福田俊之》

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