国土交通省・自動車事故対策センターは25日、平成14年度チャイルドシートアセスメント結果を公表した。乳児用、幼児用など13製品をテストした結果、前回は14件あった前面衝突試験の「推奨せず」の評価がゼロになったほか、取り付けのしやすさなど使い勝手も全体的に向上した。
55km/hの衝突と同じ衝撃を与える試験では、乳児用9製品のうち、「優」が4製品、「良」3製品、「普通」2製品だった。一方、幼児用9製品は「優」を取得した製品がなく、「良」が8製品、「普通」が1製品だった(兼用製品は2回テストするため、製品数と評価件数は合致しない)。
チャイルドシートは、国内の保安基準が厳しくなり、今年から旧規格品の製造ができなくなったことも全体の評価向上につながった。