【新型トヨタ『ハリアー』】デザイナーズトーク……「S」に特化
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市川:アメリカではレクサス販売台数の4割が『RX300』=先代ハリアーで、レクサスを代表するようなクルマだった。そこでエクステリア・デザインの開発初期にはフェラーリやメルセデスなど、いろいろな高級車をSUVに仕立てて、レクサスSUVとはどんなものであるかを模索した。
そんなとき開発総責任者のチーフエンジニアが、企画書類で開発目標の一つとして「誰も期待していないハンドリングを良くしたい」と書いてあるのを読み、これだ、と。デザインのテーマは「ダイナミック&ハイパフォーマンス」。SUV、スポーツ・ユーティリティ・ビークルの「S」に特化したデザインをめざした。
《高木啓》