イラク戦争にもかかわらず、GMの販売見通しは強気

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イラク戦争にもかかわらず、GMの販売見通しは強気
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GMの市場および産業分析担当重役のポール・バリュー氏が、「イラク戦争による自動車の売り上げ減はとっくに織り込み済みで、今後戦争が終了すればただちにこうした頭打ち状態は解消される」という強気の見通しを明らかにした。

これはバリュー氏がニューヨーク市で銀行家達を相手に語ったもので、3月の販売は事前の予想の範囲内であり、年間の自動車販売台数は業界全体で1625万から1650万台を維持するだろう、と述べている。

ただしこれは戦争が比較的早期に終了し、それと同時にアメリカ経済も上向きになる、という予想のもとでの数字。ことによっては戦争が数カ月続くかもしれない、と言われている現状では達成が困難になりつつある数字でもある。

アメリカのエコノミスト達は、戦争が早期に終了し、戦後処理も問題なく進んだ場合、アメリカの2003年の経済成長率は2%から2.5%になる、と予測している。GMの強気の数字も、こうした予想に裏打ちされたものであるのは確かだ。

現在もっとも悲観的な予想では、戦争が数カ月続いてアメリカ経済は不況に陥り、社会不安が広がり、エネルギー価格の高騰は続く、とされており、この場合の自動車販売台数は年間1200万台程度にまで落ち込む可能性もある、とされている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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