【飲酒運転厳罰化の陰で】昔は健康飲料、今は飲酒運転回避アイテム

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【飲酒運転厳罰化の陰で】昔は健康飲料、今は飲酒運転回避アイテム
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アルコール類のような味がするノンアルコール飲料の歴史は意外に古い。1980年代に宝酒造が『バービカン』という名称で、イギリスBass社の100%モルトビールを脱アルコール化したノンアルコールビールを発売している。

これが商品化された当時、日本では健康ブームの真っ最中。「週に1度はアルコールを控える休肝日を」という運動もこの頃から始まった。ビールを飲みたいが肝臓のことを考えたら飲めないという人や、突然ビールが飲みたくなった妊娠中の女性など、健康上の理由があってアルコールの摂取が禁じられた人をターゲットにしていた。現在も宝酒造ではこの商品の生産を継続しているが、今でも商品分類上は「健康食品」の扱いとなっている。

これまでは酒類販売店の片隅にひっそりと置かれていたノンアルコールビールが突然注目を集めるようになったのは昨年6月以降のこと。もちろんその背景には飲酒運転の罰則を強化した改正道路交通法の施行がある。“付き合いがあっても酒を飲めなくなった人”向けに飲食店が目を付け、メニューにラインナップするようになったからだ。海外製の類似品もどんどん輸入され、ファミリーレストランなどでも注文できるようになった。

《石田真一》

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