【人とくるまのテクノロジー】HIDの次は低電力&高輝度のLEDだ

自動車 ニューモデル 新型車
【人とくるまのテクノロジー】HIDの次は低電力&高輝度のLEDだ
【人とくるまのテクノロジー】HIDの次は低電力&高輝度のLEDだ 全 2 枚 拡大写真

クルマというのは、それ自体がひとつの商品だが、それを構成しているのは数万点にも及ぶ部品だ。部品メーカーが開発・販売した部品を使い、自動車メーカーが組み立て、最終的にはクルマとなる。だから「自動車技術展・人とくるまのテクノロジー展2003」で発表された部品メーカーの新技術というのは、数カ月のタイムラグを置いて実際の製品に組み込まれている可能性が高い。

今回の展示会で「これは近いうちに来る」と記者が予感したのは、小糸製作所が参考出品していたLEDヘッドランプだ。白色の高輝度LEDを使用し、ディスチャージ(HID)ランプとほぼ同等の光量を確保したものだ。HIDと違って高電圧を掛ける必要もなく、装置自体も簡略化できる。消費電力が低いだけではなく、非常に長寿命というメリットもある。

会場説明員は「海外のモーターショーで出品されたクルマにはLEDヘッドランプを使ったものもありますが、法規をクリアしたものはありません。弊社では実際に使えるもの、つまり法規をクリアできるLEDヘッドライトを開発中です」と説明する。会場に展示されていたのは、トヨタ『クラウン』のヘッドライトによく似た形状のもの。多数のLEDを大型レンズで収束するという方式を取っており、HID並みに眩しい光を放つ。

これを採用したクルマの商品化は数年先かもしれないが、今年の東京モーターショーにLEDライトを搭載したクルマが出てくる可能性は高い。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 狭い道! 制限1.3m、通れる車がなくなった都市計画?…東京都世田谷区
  3. 【スズキ ジクサー250 試乗】250ccでダントツにリーズナブル! この手軽さと奥深さはスズキ随一の仕上がりだ…伊丹孝裕
  4. 「発売はいつ?」ヤマハの新型スーパースポーツ『YZF-R9』、国内導入を待ち望む声続々
  5. 「最初からこれが欲しかった」レクサスの特別な『LBX MORIZO RR』限定発売に、SNSで反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る