【新型日産『プレサージュ』発表】パパ、ママのではなくチームのクルマ

自動車 ニューモデル 新型車
【新型日産『プレサージュ』発表】パパ、ママのではなくチームのクルマ
【新型日産『プレサージュ』発表】パパ、ママのではなくチームのクルマ 全 4 枚 拡大写真

ここ数年、スタイリッシュ系のミニバンはメーカー各社が様々なクルマを発売しており、3ナンバー、5ナンバーともに激戦区といった様相だ。各社が様々な特徴あるクルマをラインナップしているが、日産はこの激戦区で『プレサージュ』をどのように販売していくのか。

商品企画本部の西尾廣基・チーフプロダクトスペシャリストは「ユーザーがミニバンに欲しているものを考え直した。それを最大の特長としている」と語る。最大の特長とは、シートアレンジ作業の簡略化にある。

「日産に限らず、他社の商品にもシートアレンジ作業が楽にできるミニバンは存在していませんでした。シートアレンジは週末にパパが行う力仕事という感じですね。自由にレイアウトを変える、しかも短時間で…というには程遠い状態です。シートアレンジを特長としていても、それが使えなければ意味はありません。だからプレサージュではママも、そして子供でもシートアレンジが簡単に行えるようにしました」と説明する。

力仕事の最たるものは“シートを格納して荷室を広げる”ということだが、プレサージュではラゲッジ左脇にあるリングを引っ張るだけでサードシートが収納される。残念ながら起こすのは自動的にできないのだが、それでも従来のクルマよりは少ない力で作業ができる。発表会の際には小学生がデモンストレーションを担当していたが、誇張でも何でもなくリングを引っ張るだけでパタンと、一発でシートが倒れる。

「シートアレンジを手伝いたいというお子さんは多かったと思うのですが、危ないからという理由で手伝わせてもらえなかった。でもこのクルマなら大丈夫です。だからテレビCMでも“チーム・プレサージュ”と掲げている。子供も含めて家族がチームになれるということですね。パパママだけでのミニバンではない」と西尾チーフ。

多彩な機能があったとしても操作性が悪いと徐々に使わなくなる。これはクルマに限らずどんな商品でも同じだろう。この点から考えてもプレサージュは「非常にユーザーインターフェイスが良いクルマ」だといえるはずだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る