【新型日産『プレサージュ』発表】ドア操作ボタンに誤作動防止の工夫

自動車 ニューモデル 新型車
【新型日産『プレサージュ』発表】ドア操作ボタンに誤作動防止の工夫
【新型日産『プレサージュ』発表】ドア操作ボタンに誤作動防止の工夫 全 2 枚 拡大写真

最近のミニバンはリアのスライドドアの開閉を自動化しているものが増えてきた。日産もこれを一つの特長としており、『エルグランド』、『セレナ』、『リバティ』で“リモコンオートスライドドア”として採用。当然ながらこれは新型『プレサージュ』にも採用されている。

「ただし、プレサージュの自動化は既存車とは一味違います」と語るのは第一車両開発本部の浜之上幸雄・主担。プレサージュの場合はスライドドアだけではなく、セカンドシートの前傾動作まで自動化した“セカンドシートリモコンウォークイン”も新たに採用しており、サードシートへのアクセスを容易にしている。

「スライドドアに関してはリモコンキー、運転席のボタン、グリップ内蔵のボタン、ドアハンドル操作で開閉が可能です。セカンドシートの前傾は運転席のボタン操作のみが自動で、3列目からはプルリングを引っ張るという従来通りの手動操作となります」と浜之上主担。

便利な自動化だが、神経を使ったのは誤操作の防止だと浜之上主担は説明する。いきなりスライドドアが開いてしまったり、シートがいきなり前傾したら確かに困る。

この点について浜之上主担は「運転席のボタン類は長押しを基本としています。軽く触った程度ではなく、しっかりとボタンを押して初めて動作する。セカンドシート前傾はさらに念を入れており、ボタンに指を入れ、下に押し込むといったアクションを要求しています。操作しているという実感をドライバーに持たせることが大切なのです」と語り、自動化=スピーディではないとも強調する。

誤操作防止という面では、グリップに内蔵されたドア開閉ボタンもその対策を実施している。グリップは“握るためにある”ので、ボタンはそれに影響を与えない最下方に付けてある。

さらにはわずかではあるがノッチを付けて奥に配置しており、意図しなければ操作できないという工夫も施した。ボタンが露出していた方が操作しやすいが、誤操作防止という面を重視した場合にはこれがベストだという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  2. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  3. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  4. 日産『ルークス』新型、クールなカスタマイズモデル「AUTECH LINE」が登場! 専用の黒内装も
  5. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る