【新聞ウォッチ】複雑怪奇な中国ビジネス、ホンダも東風汽車と合弁

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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年7月16日付

●ディーゼル排ガスで、学習能力低下、マウス実験(読売・2面)

●中国自動車産業50年市場急成長供給過剰の懸念も(読売・10面)

●トヨタとの合弁、広州汽車が表明(朝日・12面)

●電動自転車再び光/競争拍車シェア逆転も(毎日・8面)

●企業向け燃料電池車、ホンダ世界初リース販売(産経・9面)

●日産、700億円の社債発行(産経・9面)

●道路公団内部資料に「債務超過」藤井総裁答弁と矛盾責任問題発展も(東京・1面)

●スバルの歴史を一堂に群馬県太田市にビジターセンター(東京・8面)

●ホンダ、東風汽車と合弁年内設立へ交渉中国市場2社目、SUVを生産・販売(日経・1面)

●三菱ふそう、小型トラック販売、欧州で2008年倍増(日経・13面)

●トヨタ、米アラパマ工場、生産能力倍増エンジン、2005年に新ライン(日経・13面)

●三菱重工カーエアコン中国で生産へ(日経・13面)

●日産、ゴーン社長名誉博士号を九州大が授与(日経・15面)

●ヤマハ発動機コスト改革/再び成長力アジア重視、ホンダ追撃へ(日経・19面)

ひとくちコメント

ホンダが中国の大手自動車メーカーの東風汽車と乗用車の合弁生産に向けた交渉に入ったという。きょうの日経が1面トップ、朝日は20行程度の小さな記事を経済面で報じている。

両社はもともと乗用車の合弁生産を目標に94年に部品会社、99年にエンジン会社を立ち上げていたが、次のステップとして乗用車の合弁生産を含めた提携強化の可能性について交渉を開始したもの。

記事によると、年内にも折半出資会社を設立し、来年にも生産を始めて中国で販売する計画で、生産車種はSUVタイプが有力という。ホンダは、広州汽車と『アコード』などの合弁生産を先行させているが、第一汽車と『ヴィオス』を合弁生産しているトヨタ自動車も広州汽車との接近を模索している。

一方、東風汽車は、この6月に、日産自動車との合弁で『サニー』の生産を開始したばかりである。最近は日本でも従来の系列やしがらみを飛び越えた提携話も聞かれるが、中国ビジネスでは系列などを度外視した複雑怪奇な提携は日常茶飯事となっているようだ。

《福田俊之》

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