●タイヤ開発において重要なのは“器”
ここで断っておきたいのは、2003年もフェラーリが依然として最強パッケージを有しているということである。しかし、今シーズンの接戦はタイヤ戦争が及ぼした結果とも言える。
マクラーレン、ウィリアムズ、ルノーというビッグチームを3つも有するミシュランに対して、ブリヂストンはフェラーリの一極体制。つまり、どのグランプリでもフェラーリが倒れればミシュランユーザーがグランプリを支配するだろうという状況である。
タイヤ開発において重要なのは、タイヤ開発のためだけに貴重なテスト時間を割けるチームの器の大きさだ。ミシュランは昨シーズンのオフに「構造とコンパウンドのすごくいい組み合わせ」を見つけたという。対するブリヂストンもイギリスGP前の集中テストでまったく新しい構造に自信を深めた。
ただしブリヂストンのタイヤチョイスが失敗した場合はフェラーリの敗北を意味する。エスカレートする2003年のタイヤ戦争。これが今シーズンの行方を左右するキーポイントであることは間違いない。
1/4●日本GPに向け高まるテンション
2/4●「勝つ」レースから「生き残る」レースに
4/4●プレミアムシーズン、最後に笑うのは?




