日産ディーゼルの財務リストラ「負の遺産を整理」

自動車 ビジネス 企業動向

日産ディーゼル工業は30日、みずほコーポレート銀行グループなど主力金融機関が960億円、日産自動車が160億円の合計1060億円にのぼる債務の株式化(デッド・エクイティ・スワップ)を発表するとともに、2004年3月期の連結業績を下方修正した。

資本の増強とともに、群馬工場の減損処理などを一気に進め、最終損益は当初予想の20億円の黒字から440億円の赤字になる。

経常利益は、排ガス特需による販売の好調を受けて当初予想の80億円から95億円に上方修正した。会見した仲村巖社長は、大幅な赤字は「過去の負の遺産を早期に解消して配当可能な状態に復活させるため」と説明した。

今期処理するのは、群馬工場の減損のほか、退職給付債務、販売に伴う貸倒引当金などで計上する特別損失は560億円にのぼる。また、金融機関などによる債務を優先株に切り替えるのは10月以降となるため、9月中間期末時点では60億円の債務超過になることも明らかにした。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る