患者を搬送中の救急車、クルマに突っ込まれる

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1日夜、埼玉県春日部市内の市道で、患者を搬送中の救急車と乗用車が正面衝突するという事故が起きた。この事故で搬送中だった74歳の男性や救急隊員、乗用車を運転していた24歳の男性など合わせて6人が重軽傷を負った。

警察では乗用車側が速度超過でコントロールを失ったことが事故の原因とみている。

埼玉県警・春日部署の調べによると、事故が起きたのは1日の午後9時45分ごろ。春日部市備後西4丁目付近の市道で、めまいを訴えて市内の病院に搬送中の74歳男性が乗った救急車が、カーブ手前でコントロールを失って対向車線側に逸脱してきた24歳の男性が運転する乗用車が正面衝突した。

この事故で救急車を運転していた31歳の隊員を含む同乗の隊員3人が胸などを強く打つ重傷を負い、搬送中だった患者と付き添いの女性がストレッチャーから振り落とされるなどして重軽傷を負った。また、乗用車を運転していた男性も足などを強打し、重傷を負っている。

現場は比較的見通しの良いS字カーブ。救急車はサイレンと赤色灯を使用しながら走行しており、対向車線を走っていた男性は左側に寄ろうとしたらしい。

ところがスピードを出しすぎていたために縁石などに接触し、そのまま対向車線側に弾き飛ばされてしまったようだ。事故当時は雨によって路面が濡れていたため、これによってコントロールを失った可能性も指摘されている。

警察では業務上過失傷害の疑いで乗用車を運転していた男性の回復を待ち、さらに詳しい事情を聞く方針だ。なお、救急車は事故によって走行不能となったため、別の救急車が事故で負傷した6人を病院に搬送した。

《石田真一》

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