【新聞ウォッチ】トヨタ、モラル低下で、今度は試験問題を漏洩

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2003年12月3日付

●コラム「顔」:トヨタなどが設立する中高一貫校の初代校長・伊豆山建夫さん「学問の薫り」かがせたい(読売・2面)

●道路公団民営化、「9342キロ全部は造らない」首相、最終報告を尊重と明言(読売・4面)

●トヨタ系列に問題漏洩、整備士検定、課長通じ3000人入手か(朝日・1面)

●三菱自、株主訴訟和解金を「基金」化、法令遵守強化狙う「自発」「継続」課題に(朝日・10面)

●三菱ふそう、トラック、中国で生産、ボード社長「来年3000台販売へ(朝日・10面)

●日産・後付装置、自主改善を届け出(朝日・37面)

●ホンダ、新開発のエンジン搭載の「ストリーム」発売(毎日・8面)

●輸入車販売中古に期待、大規模展示場相次ぎオープン(毎日・8面)

●知的保護、中国で強化、日産・ホンダなど、模造品対策現地に専任(日経・11面)

●タイヤ4社内外で増産、横浜はタイに新工場(日経・13面)

ひとくちコメント

小型自動車整備士技能検定の筆記試験の問題が「検定専門委員」を務めたトヨタ自動車本社の課長を通じて、列販売会社など受験者約3000人に事前に漏らしていたという前代未聞の漏洩事件が発生した。

所轄する国土交通省が発表したもので、今日の各紙が社会面などで取り上げているが、「武富士会長の逮捕」や「三菱自動車のクレーム隠し和解成立」などの続報で、朝日が1面で掲載した以外は、比較的地味な取り扱いをしている。

トヨタ側は内部調査の結果をきょうにも報告するというが、F1・フェラーリパクリ問題といい、系列販社の架空車検事件といい、最高益更新に浮かれているなか、このところトヨタマンのモラルの低下が目立つ不祥事が相次いでいる。

今後、企業倫理の問題をめぐってはトップの進退も視野に入れた何らかの経営責任を問われることになるだろう。

《福田俊之》

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