居眠り運転は「目隠での疾走」---禁固5年

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高速道路で大型トラックの居眠り運転を行い、乗用車など7台に玉突き追突し、8人を死傷させたことで業務上過失致死傷罪に問われた62歳の男に対する判決公判が松山地裁西条支部で開かれた。

裁判所は禁固5年の実刑判決を言い渡している。

事故は今年2月7日に発生している。同日の午後0時5分ごろ、愛媛県川之江市川滝町付近の四国横断自動車道(高知自動車道)上り線・法皇トンネルで、工事実施による車線規制のために停車していた乗用車など7台の列に対し、後続の大型トラックが減速しないまま激突した。

この事故で列の最後尾にいた乗用車に乗っていた一家3人が死亡し、前方の6台に乗っていた5人が重軽傷を負った。

大型トラックを運転していた男は業務上過失致死傷容疑で逮捕されたが、後の調べでこの男が事故当時、過労で居眠り状態だったことが判明。事故に気がついたのは最後尾のクルマに激突した直後だったことがわかっている。

11日に行われた判決公判で、松山地裁西条支部の北村和裁判官は「眠気を感じたまま長距離に渡って大型トラックを走行させたことは、目隠し状態で大型トラックを疾走させたことに等しい」と厳しく指摘した。

その上で「事故は被告の一方的な過失によって発生している。全く落ち度のない被害者を巻き込んだ被告の刑事責任はすこぶる重く、情状を酌む余地もない」として、検察側からの求刑通り、業務上過失致死傷罪の最高量刑となる禁固5年の実刑判決を言い渡した。

《石田真一》

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