【新聞ウォッチ】三菱新社長人事、ピークを迎えた“憶測報道”合戦

モータースポーツ/エンタメ 出版物

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年2月19日付

●三菱自新経営陣固まる。会長に重工から岡崎氏(読売・8面)

●ロンドン渋滞税、成果上々、通行量3分の2に(朝日・9面)

●現代自動車株98億円で売却、三菱商事保有の半数(朝日・10面)

●04春闘、ゼロからの出発。日産労組、業界唯一のベア要求「満額」再現厳しく(朝日・13面)

●車用印紙、300枚偽造、11都府県、被害1000万円(朝日・39面)

●トヨタを迎え撃つGM、ホーガン上席副社長に聞く。巻き返しは新型セダンで(毎日・8面)

●三菱自動車、社長にレンシュラー氏。ダイムラー出身,シュレンプ社長3年延期(東京・8面)

●トヨタ一時金、満額回答へ(東京・9面)

●プロペラ機エンジン、ホンダ、米で合弁生産、今春にも飛行機事業を本格化(日経・1面)

●欧州車実質値引き加速、需要喚起日本勢躍進に対抗(日経・9面)

●パーク24とヤマト提携、時間貸し駐車場で宅配便積み下ろし(日経・13面)

●トヨタ系新会社社長、「内装」は本並氏、「車体」は久保地氏(日経・15面)

ひとくちコメント

トップ交代人事を巡るドタバタ劇を続けている三菱自動車だが、きょう19日予定の03年度第3四半期連結決算発表の場では、空席の会長に三菱重工業の岡崎洋一郎常務が就任する人事を公表する予定という。

きょうの読売、朝日などが取り上げているが、ロルフ・エクロート社長の辞任に伴う次期社長候補で「MCCスマート」の社長も務めているアンドレアス・レンシュラー副社長の決定は「今春になる見込み」(朝日)。また、04年3月期連結決算見通しも「下方修正する方向」(東京)という。

各紙が連日のように“憶測記事”を報じているのは、同社が三菱グループに支援を要請した時点で、エクロート社長に人事権を含めた経営決定権が事実上失われたことが大きい。自動車業界のある重鎮は「(花王との提携を断念し再生機構に再建を要請した)カネボウの二の舞いにならなければいいが」などと懸念する声も出ている。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
  2. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
  3. 日産『マイクラ』新型、全車EVで約320万円から…英国で予約開始
  4. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  5. 「実質312万円スタート」スズキの新型EV『eビターラ』、コスパの高さにSNS注目!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る