路上で口論、仲裁の4人がはねられる

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20日未明、栃木県壬生町内で、道路上で立ち話をしていた男女4人に対し、19歳の少年が運転する乗用車が突っ込んだ。女性3人が死亡、男性1人が重傷を負っている。

警察ではクルマを運転していた少年を業務上過失傷害の現行犯で逮捕。容疑を業務上過失致死傷に切り替えて調べを進めている。

栃木県警・栃木署によると、事故が起きたのは20日の午前2時35分ごろ。壬生町下稲葉付近の県道で、男女4人が道路左側に立って立ち話をしていたところに、後ろから走ってきた19歳の少年が運転する乗用車が突っ込んだ。

この男女が現場まで乗ってきたクルマも押し出され、2台が4人を次々にはねたようだ。4人はすぐに病院に運ばれたが、女性3人が全身を強く打って間もなく死亡。男性1人が重傷を負った。

警察では事故を起こした19歳の少年を業務上過失傷害の現行犯で逮捕しているが、被害者死亡を受け、以後は容疑を業務上過失致死傷に切り替えて調べを進めている。

警察によると被害に遭った4人のうち、37歳の女性と45歳の男性は交際中だったとみられるが、事故の1時間30分ほど前に現場で口論となり、女性が「車内で殴られた」と110番通報していた。

通報を受けた警察官が現場に急行すると、通報者の女性は2人の女友達を呼び、4人で話している状態だった。その場が落ち着いたので、警察官は午前1時30分ごろに現場を離れたが、4人はその後も現場に留まっていたとみられる。

現場には街灯が設置されておらず、しかも当時は雨が降っていた。クルマを運転していた少年は警察の調べに対して「雨で見通しが悪く、人がいることには全く気がつかなかった」と供述しているという。

《石田真一》

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