●日本メーカーは3位グループで団子レース
03年の乗用車市場では最大手のVWグループが35%のシェアを確保、上海汽車と組んでいるGMが10%強で2位となっている。
3位グループにつけている日本勢は、ホンダ、スズキ、トヨタ自動車、日産自動車がいずれも3−6%のシェアを確保しており、販売台数では10万台前後。このダンゴレースから抜け出るのが、日本メーカーにとって、ここ1−2年の勝負どころとなる。
日本メーカーで1歩リードしているホンダは、主力の広州ホンダの生産能力を今春に倍増の24万台とした。このほか、日産のパートナーでもある東風汽車との合弁、東風ホンダが4月から『CR-V』の生産(能力年3万台)を開始、さらに今年後半からは輸出専門の乗用車合弁(年5万台)も稼働する。
04年度の生産・販売は25万台規模に達する見込みで、日本メーカーのなかでは乗用車トップの座を明確にする。東風ホンダは近い将来に新規車種も追加、年12万台までの拡大も進める計画だ。
1/4●世界3位の生産台数
2/4●日本メーカーは3位グループで団子レース
3/4●トヨタ次期社長候補、豊田章男専務の試練
4/4●中国での勝負が決戦