【中国・自動車大国】激しい攻防に入る日本メーカー

自動車 ビジネス 企業動向
【中国・自動車大国】激しい攻防に入る日本メーカー
【中国・自動車大国】激しい攻防に入る日本メーカー 全 15 枚 拡大写真

●中国での勝負が決戦

東風と全面提携した日産は、5月18日に広州の新工場を稼働させるなど、03年に約30万台(旧東風分含む)だった生産・販売を07年には62万台とする。このうち、日産ブランドが主体の乗用車は30万台の計画。これに小型商用車を加え、07年には日産ブランドとして「50万台以上の販売を目指す」(カルロス・ゴーン社長)構えだ。

05年度からの3カ年計画「日産バリューアップ」では、中国での販売増に大きく依存するため、日産にとっても失敗の許されないプロジェクトとなる。

大手3社以外も積極投資に動いている。主力拠点である長春スズキで03年度に10万台の生産を誇るスズキは、今年秋には同社の能力を年20万台に倍増させ、次期『スイフト』も新たに投入する見通し。

また、03年の生産実績が8万台だったマツダも「ここ3、4年で8車種を投入、10年に30万台に拡大させる」(井巻久一社長)計画を打ち出した。自動車産業史上、例のない成長を見せる中国での戦いは、今世紀初頭の各社の成長力を決定づける場もなる。

1/4●世界3位の生産台数
2/4●日本メーカーは3位グループで団子レース
3/4●トヨタ次期社長候補、豊田章男専務の試練
4/4●中国での勝負が決戦

  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 4

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る