パトカーによる追跡が発端の死亡事故とは認めません、認めたくありません

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16日、青森県八戸市内の市道で軽自動車が路外に逸脱し、駐車していたクルマに激突後、横転するという事故が起きた。この事故で運転していた男性が死亡している。

警察は当初「単独事故」として発表していたが、後に「パトカー追跡中の事故」だったことが明らかになった。

青森県警・八戸署によると、問題の事故は16日未明に発生している。同日の午前1時10分ごろ、八戸市類家3丁目付近の市道で、20歳の男性が運転する軽自動車が緩やかな右カーブを曲がりきれず路外に逸脱し、駐車しているクルマに接触した後、横転しながら約80m滑走し、電柱に激突した。

この事故で、運転していた男性が事故から約5時間後に収容先の病院で死亡しているが、同乗していた友人の男性にケガは無かった。

警察では当初、この事故を単独事故と発表していたが、後に「直前までパトカーによる追跡が行われていた」ということを認め、改めてその事実を付け加えた形で発表するという異例の事態となった。

同署によると、事故を起こしたクルマは午前1時5分ごろ、現場から約1km離れた市道で付近をパトロールしていた同署のパトカーによって発見されている。

この際、軽自動車は無灯火で走行していたため、これを不審に思ったパトカーがUターンして追跡を開始。同時にマイクを使って軽自動車の運転者に対して停止を呼びかけた。

しかし、軽自動車はこれを無視し、ライトを点灯しスピードを上げて逃走を始めた。パトカーはその後も約700mに渡って追跡したが、軽自動車が一時停止標識を数回無視するなどしたために「これ以上の追跡は危険」と判断。3分ほどで追跡を打ち切った。

ところがその直後、約200m離れた地点で事故が発生してしまったという。

同署は「パトカーの追跡は適切であり、事故との因果関係はないと考える」としており、このために「当初の発表では追跡の事実を公表しなかった」としている。

その一方で「事故を起こしたクルマがパトカーから逃れようとしていたことは事実だろう」と認めてもおり、追跡行為の是非や、その後の発表方法について今後の議論を呼ぶことは間違い。

《石田真一》

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