今シーズン圧倒的な強さを誇りながら、ベルギー、イタリア、中国と優勝を逃した2004ワールドチャンピオン、ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)。10日の鈴鹿では久々に無敵の強さを見せ、完勝したシューマッハは日本での勝利をブリヂストンへ捧げた。
「勝てて嬉しいよ。特にここはブリヂストンにとってホームグランプリだから、彼らのためにも良いレースをしたかった。それが達成できたよ。週末を通じて基本的にファステストをキープできた完璧なレース。最終的に勝利できたし、パートナーにいい恩返しが出来たと思う」
「鈴鹿は大好きなサーキットだし、久しく勝っていなかったことによるプレッシャーはなかったよ。ただあるとしたら、ブリヂストンのために良いレースをしなければならないというプレッシャーだけだった」
鈴鹿での優勝でドライバーズポイントは146に到達。自身が2002年に達成した144ポイントを上回った。最終戦ブラジルはチームメイト、ルーベンス・バリケロの母国レース。「誰だって母国グランプリは勝ちたいものさ。でも彼には悪いけど僕はあと一つのグランプリでも勝ちに行くつもりさ」と語った。