今年9月、スズキは新型『アルト』を発売したが、東京モーターショー(11月2日から、千葉県千葉市の幕張メッセ)ではそのアルトをベースとした商用車のコンセプトカー「アルト・ハートスタンド」を参考出品する。
軽ボンネットバンというジャンルから生まれたアルトにとって、商用モデルはその源流ともいえるだけに、力のこもった作品となっている。
従来の商用車というと、実用一辺倒で面白みに欠けるデザインが多かったのに対し、アルト・ハートスタンドは「日常生活に密着した軽商用車が生活に彩りと心の潤いを提供します」をコンセプトとし、魅力的な商用車像を提案する。
都市部の女性層に人気の高いプランツショップ「Plants・Plants」とのタイアップで作られた花や植物の移動販売車で、助手席とバックドア、サイドの跳ね上げパネルを開けると商品の展示棚が出現。個性豊かな販売スタンドとして活用できる。またサイドパネルには広告を表示できる液晶画面も設置されるなど、随所に工夫が凝らされている。