【新聞ウォッチ】三菱自動車に明日はない?…「再建見直し」も越年へ

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【新聞ウォッチ】三菱自動車に明日はない?…「再建見直し」も越年へ
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年12月14日付

●三菱自動車 再建計画見直し(読売・2面)

●三菱自動車、社内調査終了3月まで延長「欠陥隠し」問題(読売・38面)

●三菱自動車、再建策の発表延期、来月までグループ支援は確認(朝日・1面)

●ディーゼル車排ガス除去装置 三井物産逃せぬ商機 東京都「国より先に」審査拙速=時時刻刻(朝日・2面)

●トヨタ労組、一時金 過去最高額要求へ(朝日・10面)

●新型ハイブリッド技術開発、GMとダイムラー提携(朝日・10面)

●日産高級車、中東展開(毎日・10面)

●主張:三井物産告発、一流が泣く反社会的行為(産経・2面)

●3500−4000億円債権放棄、三菱自動車金融機関に要請検討(産経・2面)

●日産九州工場1000万台生産(産経・9面)

●ゴーン日産社長、戦略大転換? 系列強化、命綱・部品調達に危機感(東京・3面)

●プリウス中国生産、来秋から年2000−3000台,トヨタ、第一汽車系と合弁(日経・1面)

●自動車部品大手、メキシコ事業拡充(日経・13面)


ひとくちコメント

三菱自動車が今週17日に予定していた再建見直し計画の発表を、来年1月下旬まで延期する方針を決めたという。きょうの朝日、日経、読売が報じている。

朝日などによると、三菱グループ側は、三菱自動車に対する資金支援の具体的検討に入ったが、新再建計画を「生煮え」のまま発表することには反対の意見が相次いだほか、5月に三菱自動車が発表した現行の再建計画が順調に進んでいないことについて、経営陣の責任を問う声もあがった。このため、正月をはさんで時間をかけて新計画を詰めることにしたという。

12日には産経が「日産に経営トップの派遣を要請」と1面トップで飛ばしたり、ホンダ出身で、ゲームメーカーのセガの社長を務めた入交昭一郎氏の社長要請の噂も飛び交うなど、混乱ぶりが浮き彫りになっている。

きょうの各紙には、世相を象徴する「今年の漢字」に「災」が決まったとあるが、この1年の三菱を象徴する漢字でもある。

《福田俊之》

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