【『G-BOOK ALPHA』逆襲】トヨタ第三世代テレマティクス発表

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【『G-BOOK ALPHA』逆襲】トヨタ第三世代テレマティクス発表
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4月14日、トヨタ自動車がテレマティクスサービス『G-BOOK』のサービスを一新し、『G-BOOK ALPHA』とすると発表した。

同サービスは今年4月に発売するアルファードの『マイナーチェンジ』が装備する新型カーナビから利用が可能になる。利用料金は初年度無料、継続利用で年間1万2000円からで、複数の料金プランが用意される。

G-BOOK ALPHAのポイントは大きく5つ。

(1)緊急通報機能「ヘルプネット」の標準装備

事故発生時に位置情報付きで緊急通報する「ヘルプネット」(日本緊急通報サービス)が標準装備になり、基本料金内で利用できる。このサービスはG-BOOK ALPHAが採用する通信モジュール「DCM(Data Communication Module)」によって実現し、本夏以降発売の高級車(レクサス)ではエアバッグ機能とも連携する。

(2)音楽配信サービス「G-SOUND」

超流通方式のコンテンツ配信技術「G-DRM」により、音楽配信サービス「G-SOUND」が実現。音楽圧縮技術による歌声入りの音楽が、カーナビ操作から簡単に購入できる。

(3)渋滞予測・最適経路案内「Gルート検索」

VICSの渋滞情報と過去の統計データをもとに、統合的に未来の渋滞発生状況を予測する渋滞予測・最適経路案内「Gルート検索」を搭載。テレマティクスを使った渋滞予測を行う。

(4)1x EV-DOベースの新型DCM採用

KDDIの第3世代携帯電話ネットワークで使用される最新の通信方式「1x EV-DO」に対応した新型DCMの採用。これにより通信速度は最大2.4Mbpsになり、従来のDCMと比較して最高16倍の高速データ通信が実現。また、衝突安全試験をクリアーしており、安全装備としての性能も備える。新型DCMはライン装着によるオプションとなり車両購入後のディーラーによる後付には対応していない。

(5)一新されたカーナビゲーション

G-BOOK ALPHAの登場に伴い、純正カーナビゲーションも一新。HDDが搭載され、CPUの高速化も施されるなど、全体的な体感速度が向上している。また単体で音楽CDのリッピング機能にも対応する。インターフェイスはタッチパネル方式。

《神尾寿》

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