マクラーレンのテストドライバー、アレクサンダー・ブルツがフアン・モントーヤの代役として今週末のサンマリノGPに出場することが明らかになった。
バーレーンGP直前に肩を負傷したモントーヤ、経過は良好でテストなどにも参加していたが、専門医師などの助言を受けて今回の復帰を見送ったという。バーレーンではペドロ・デラロサに譲ったが、ブルツはイモラで念願の実戦復帰を果たす。
「今週末のイモラで『MP4-20』でレースできる機会に恵まれ本当に嬉しい。2000年シーズン終了後にチームに加入して以来、僕は7万km以上に及ぶテスト距離を制覇してきた」
「チーム・マクラーレン・メルセデスのマシンで実際にレースできるチャンスを持てたことは素晴らしい出来事となるだろう。競争の世界に戻れることを楽しみにしているし、チームのためにいい結果を残したい」
「イモラはあらゆるシケインやショートストレートがあるサーキットだ。ブレーキングや加速時にハードということは、トラクション、ブレーキパフォーマンス、ブレーキング時の安定性の3つが鍵となる。いいラップを走るためにはアグレッシブで縁石へのアタックが必要」
「もちろんフアン・パブロの早い復帰を願っているけどね!」と、喜びを語ったブルツ。ブルツにとって実に4年ぶりの実戦カムバックとなる。