【日産バリューアップ ! 】解説…420万台1年延期でも「世界最速」

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【日産バリューアップ ! 】解説…420万台1年延期でも「世界最速」
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●これだけの不確定要素のなかで発進

日産自動車の新3カ年計画「日産バリューアップ」(05−07年度)がスタートした。文字通り「価値」の創造に力点を置く新計画で経営陣は、世界販売の飛躍的な拡大と高水準の利益率維持をコミットした。

ただし、1年前に発表していた「概要」より、世界販売の達成目標時期を1年先延ばしにするなど慎重さも見える。原材料や原油価格の上昇、不安定な為替動向など「過去6年で最も不確定性が大きい」(ゴーン社長)なかでの始動となったからだ。前計画の「日産180」同様、経営陣は進退を賭けて高いハードルに挑む。

「バリューアップ」は1999年にルノーと提携して以来、“再生”をかけた「日産リバイバルプラン」(2000−01年度)、“利益ある成長”へと軸足を移した「日産180」(02−04年)に次いで、カルロス・ゴーン社長が放つ第3の矢となる。

そのコミットメントは(1)08年度に世界販売420万台(04年度実績=338万8000台)を達成、(2)業界トップレベルの売上高営業利益率の維持、(3)自動車事業での投下資本利益率(ROIC)を期間平均20%に…の3項目。

●これだけの不確定要素のなかで発進
●インフィニティ日本導入はいつになる?
●新型28車種、猛スピードで拡大
●世界市場で戦う日本発ヒット商品

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《池原照雄》

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