路肩走行を空から監視、摘発

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神奈川県警は2日、ゴールデンウィーク中の渋滞発生時に上空からヘリコプターを使った高速道路などでの路肩走行取り締まりを行う方針を明らかにした。路肩走行しているクルマを発見した場合、地上に連絡して摘発するという。

これは神奈川県警・高速隊が明らかにしたもの。神奈川県内の高速道路や自動車専用道路はゴールデンウィーク期間中、大規模な渋滞の発生が予測されているが、こうした際に急増するのが路肩走行。

事故発生時などに緊急車両の通行が出来なくなる可能性があることから、警察ではゴールデンウィーク期間中は路肩走行の状況を厳しく監視。積極的な摘発に乗り出すこととなった。

例年通り、高速道路を跨ぐ陸橋からの監視も行うが、今回は航空隊の協力も得てヘリコプターを取り締まりに参加させる。

ヘリコプターは渋滞状況の監視を行うと同時に、路肩走行しているクルマを発見した場合には高倍率のズームレンズを備えたカメラによってナンバープレートを記録。それを地上で待機するパトカーや白バイに連絡し、摘発を行うという。

路肩走行を行うクルマのドライバーには常習者が多く、摘発を受けると「トイレに行くために止むを得ず走った」などの言い訳を必ず行うという。

だが、このような言い訳は現場の警察官にとっては想定内のものであり、決して通用しない。

警察では「事故などがあった場合には、緊急車両の到達時間が人命を左右する場合があり、路肩走行は絶対にしないでほしい。トイレ休憩などは常に余裕を持って行い、トイレに行くという行為自体は緊急避難に当たらないことを強く認識してもらいたい」と説明している。

《石田真一》

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