気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2005年5月10日付
●ホンダの二輪車、1億5000万台達成(読売・8面)
●いすゞ書類送検、再発防止策に全力、法令順守へ告発体制も(読売・8面)
●トヨタのGM支援、ハイブリッド分野で技術提携も(読売・9面)
●燃料電池車、究極のエコカー開発が本格化(読売・11面)
●トヨタ「多国籍化足らぬ」奥田会長取締役に外国人も(朝日・11面)
●「米自動車不振摩擦再燃ない」経産省次官(朝日・11面)
●奥田会長、JR西の引責「やむなし」経団連での自粛承認(毎日・3面)
●奥田会長が反論、米業界支援「値上げ」批判され、ホンダさん余計なお世話です。(毎日・9面)
●奥田会長 トヨタ、ポルシェとも技術供与交渉(毎日・9面)
●新日石社長に西尾氏、新中期計画実施へ若返り(産経・8面)
●5代目アトレー、ダイハツ、全面改良(産経・9面)
●輸入中古車店 トヨタが初出店 来月(東京・9面)
●GW旅客数JR堅調、国内便・高速道は微減(日経・34面)
ひとくちコメント
日本経団連の奥田碩会長(トヨタ自動車会長兼任)は、米自動車業界支援策に関連した自らの「日本車値上げ示唆」発言に対するホンダの雨宮高一副社長の批判発言に対し、「(ホンダさんの)敵意むき出しの発言は遺憾、余計なお世話だ」と一蹴したという。
きょうの毎日、東京などが、きのうの経団連の会見での“奥田発言”を取り上げているが、読売、産経などは「あくまで一般論」にとどめた、抑え気味の書き方をしている。
また、奥田会長は、トヨタと米GMがハイブリッド車の分野で技術提携を模索していることを明らかにするとともに、「ポルシェにもハイブリッド技術を売っている」(毎日)と述べたという。
ただ、公にする段階には至っていなかった模様で、発言後トヨタ(広報)はあわてて、交渉入りの事実を否定。奥田会長の“暴走”発言の確認に大わらわだったという。
きょう、そのトヨタは張冨士夫社長、渡辺捷昭・次期社長による16年度の決算発表を予定している。