トヨタ、カードでクルマを管理するネットワークシステム導入

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トヨタ自動車は、全国のトヨタ系ディーラーで、アフターサービスでの顧客サポートの充実を図るため、オールトヨタ「アフターサービス情報」ネットワークを6月1日から構築すると発表した。  

この新しい仕組みは、トヨタ系ディーラーで受けた過去の点検や整備の履歴に基いて、クルマごとの使われ方や、クルマの状態にあった最適なメンテナンスを提案する。

転居先や旅先での初めてのトヨタ系ディーラーでも、過去の点検や整備の履歴を活用し、的確な顧客サポートを実施する。また、常に最新の顧客の連絡先情報を把握することで、リコールなどの重要な情報提供を迅速・確実に実施する。 

この仕組みを導入するため、全国のトヨタ系ディーラー約5000店舗で「過去の点検や整備の履歴」と「最新の顧客の連絡先情報」をトヨタに集約する「車両情報データベース」を構築する。

同時に、「車両情報データベース」を参照するパスワードとなるカード番号を記載した「トヨタサービスカード」を、トヨタ車一台に一枚無料で発行し、トヨタ系ディーラーは顧客自らのカードの提示を条件に、情報を参照し、最適な顧客サポートを可能とする仕組みとする。

カード発行の際、顧客ごとに「最新のご連絡先情報(氏名・住所・電話番号・自動車登録番号)」を確認、転居連絡がしやすい環境も同時に整える。

また、個人情報保護法への対応として、全国のトヨタ系ディーラーでの車の購入時、来店時など、利用目的を説明して承諾をもらった顧客に限り「トヨタサービスカード」を発行し、「顧客連絡先情報」をトヨタに集約する。また、利用停止や情報開示など、顧客からの請求にも適切に対応するため、専用窓口として「トヨタサービスカードセンター」を新設する。

《レスポンス編集部》

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