【新聞ウォッチ】トヨタ、期間従業員を正社員に登用へ

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【新聞ウォッチ】トヨタ、期間従業員を正社員に登用へ
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2005年6月9日付

●「関経連会長早期退任を」奥田経団連会長(読売・8面)

●GM株主総会で経営批判(読売・9面)

●トヨタ会長「米で値上げ」(読売・9面)

●日産 三菱自動車、役員報酬に明暗(読売・9面)

●橋梁談合、道路公団関与捜査へ、検察発注分を立件方針(朝日・1面)

●GM不振、いすゞ、スズキ、富士重工に飛び火、資本関係見直し論議も(産経・10面)

●トヨタ、正社員に登用、期間従業員バブル超す、自動車、初の4万人(日経・1面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が期間従業員を対象に正社員への登用枠を広げる方針だという。きょうの日経が1面トップで「自動車各社が非正社員の採用を拡大している」という記事の中で報じている。

それによると、トヨタの期間従業員は2年前に4800人だったが、現在は1万1000人。生産現場での比率は「高度成長期もバブル期もなかった」(幹部)3割に達するそうだ。

流動性の高い非正社員の活用は国内生産の活況に機動的に対応できるというメリットがある。しかしながら、技能伝承が途切れる懸念も指摘されており、正社員への登用枠を広げる意向を固めたもの。

また、記事では触れていないが「雇用の安定」をアピールする立場にある経団連会長会社が身分不安定の期間工などを大量採用するようでは「説得力に欠ける」という指摘もある。トヨタでは人件費の増加など新たな問題が浮上してきそうだ。

《福田俊之》

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