【D視点】フランス気質再考…プジョー 407 をめぐって

自動車 ニューモデル 新型車
【D視点】フランス気質再考…プジョー 407 をめぐって
【D視点】フランス気質再考…プジョー 407 をめぐって 全 12 枚 拡大写真

★フランス人が威張るとき

【画像全12枚】

さらにもう一点、フランス車デザインの特異性について考察してみよう。フランスにも偉い人は多数いるであろうに、押し出しが強かったり、ぎらぎらしたメッキをつけた偉そうなフランス車を見ることはない。なぜなのか。

多くの人が集まり社会が構成されると、自ずと上下関係が出来てくる。そして必然的に、偉い人とそうでない人を表す様々なしきたりや表現が生まれるものだ。大勢の人物が描かれている中で、特別に大きく描かれた人物のいる昔の絵を見たことがある。これも「偉さ」の表現だ。

ところが偉そうなフランス車を見ない。いっぽうフランス気質を表す話として、観光客がフランスで道を尋ねても、フランス語以外では決して答えてくれないと聞く。またフランス人は、分厚くて難解な一冊の本を何処に行くにも持ち運んでいるとも聞く。

先の話はフランス人の気位の高さを揶揄する例として使われるが、この気位の高さは、「偉さ」というより自尊心から出ているような気がする。後の例は、高価なブランド品で身を固めることより、自己を磨く努力に価値があるということなのであろう。

フランス人の価値観が、このように内面をより重視するのであれば、外見で地位の高さを強調することはあまり意味がない。自身から溢れ出てくる気品が重要であり、たとえ外見で見せるとしても、自己の気品を際立たせるような見せ方を選択するであろう。

フランスでも、大きなクルマはそれなりの偉さの表現が求められるはずだが、フランス人特有の「偉さ」の形式をまとったクルマとなる。

それは気高さ、あるいは王朝時代に見られたような華美でエレガントなこと、さらに加えるなら新奇性のあること、などであろう。これからはそういう目でフランス車を見てみよう。フランス流で「偉そうな」クルマがあることに気付くだろう。

★とらえどころ無いがゆえに新しい
★イタリアの香りがするフランス
★フランス人が威張るとき

  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3

《松井孝晏》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「自動車免許で乗れる」新型ハーレー初公開へ、大阪・東京モーターサイクルショーでずらり最新17モデルを展示
  2. トヨタ『スターレット』、27年ぶりの復活…土曜ニュースランキング
  3. ロードノイズを軽減して車内を静かに、クラフトワークス「デッドニングシート」発売
  4. 27年ぶり復活、トヨタ『スターレット』! ヤリスより小型で130万円から…デザインを大予想
  5. 春でも油断禁物! 不意のバッテリー上がりに対策を…ジャンプスターター[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る