【D視点】メルセデスベンツ CLS …ドイツの心臓を持ったアメリカ娘

自動車 ニューモデル 新型車
【D視点】メルセデスベンツ CLS …ドイツの心臓を持ったアメリカ娘
【D視点】メルセデスベンツ CLS …ドイツの心臓を持ったアメリカ娘 全 13 枚 拡大写真

★エレガントな女性ドライバーに似合う

クルマの流れの中でひときわ目を引く1台、それは新型メルセデスベンツ『CLS』に違いない。しかしスリーポインテッドスターの付いたフロントグリルを確かめるまで、メルセデスベンツだとはわからないであろう。

弓形のルーフと同じく弓形のボディ、4ドアクーペの低く長いスピードシェイプはドロップテールのクリフカットで終わる。遠目で見るシャープなディテールとワイド&ロウのボディフォルムは往年のアメリカのスペシャリティカーを思い起こさせる。

インテリアの雰囲気を見るにその感はさらに強く、インスツルメントパネル、ステアリングホイールおよびコンソールボックスのエレガントさが際立つ。しかもフル4シーターで、後席のゆったり感は贅沢さを誇る。

エレガントな女性ドライバーとパッセンジャーの楽しい会話が想像され、ステアリングホイールにスリーポインテッドスターがついていても、メルセデスベンツのクルマだとは信じたくない雰囲気だ。

サイズ的には『Eクラス』と『Sクラス』との中間に位置するCLSは、これまでのメルセデスベンツファミリーとは全く別のクルマとみるのが正しい。

無論、メルセデスベンツのようなラグジュアリーカー・メーカーでは、同じセグメントの4ドアセダンモデルに対応した『CLK』や『CL』のようなスマートな2ドアクーペは用意されている。が、お洒落具合のレベルが違うのだ。

なにゆえに、このようなクルマが生まれたのか、興味津々だ。

D視点:デザインの視点
筆者:松井孝晏(まつい・たかやす)。東京造形大学教授、デザインジャーナリスト。元日産のデザイナーで、日本のカーデザインでエポックメイキングとなった『Be-1』をプロデュースした。

★エレガントな女性ドライバーに似合う
★起死回生の切り札はデザイン
★ドイツ人に対する評価を変える!

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 続きを読む

《松井孝晏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  4. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  5. “空気圧が減る理由”を徹底解説! 今日から始める賢いタイヤ管理術~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る