【D視点】メルセデスベンツ CLS …ドイツの心臓を持ったアメリカ娘

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【D視点】メルセデスベンツ CLS …ドイツの心臓を持ったアメリカ娘
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★ドイツ人に対する評価を変える!

欧州では、ドイツ人は、無骨だがしっかりした仕事をする、というのが一般的な評価だそうだ。ドイツ人にとっても、デザインは苦手な仕事でありコンプレックスになっていることが想像される。

実際、ドイツ車ユーザーは、クルマのデザインのセンスよりは、性能や信頼感を重要視する人たちのようだ。とはいえ、デザインで買ってくれるクルマを作ることがドイツのカーメーカーの悲願かもしれない。

1998年、ダイムラーベンツとアメリカのクライスラーとが合併して、ダイムラークライスラーを設立した。性能で売るドイツのメルセデスベンツとデザインで売るアメリカのクライスラーが仲間になったのだ。ここで新しいことが起こらなかったら不思議というものだ。

SLKの派手なデザインはまさにアメリカ的であり、ワイド&ローのエレガントでシャープなデザインのCLSはさらにアメリカ的になった。ダイムラー+クライスラー効果の表れなのであろう。

メルセデスベンツからドイツの心臓を持ったアメリカ娘のようなクルマがどんどん誕生すれば、ドイツ人に対する人々の評価も変わってきそうだ。

最近のアメリカ車は、アメリカンテイストのデザインに欧州的な、とりわけドイツ車的な走りを追求している。走りを得意とするメルセデスベンツがスタイリッシュなデザインを志向するのは、偶然としても興味深い現象だ。

★エレガントな女性ドライバーに似合う
★起死回生の切り札はデザイン
★ドイツ人に対する評価を変える!
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《松井孝晏》

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