アイアコッカ氏、今度はカーシェアリング

自動車 ビジネス 企業動向

元クライスラー会長で、クライスラーにTOBをかけたトラシンダ社のカーコリアン会長とは盟友と言われるリー・アイアコッカ氏。突然クライスラーのテレビCMに登場し和解ムードを打ち出しかと思うと、今度はアメリカオンラインの設立者であるスティーブ・ケース氏と組み、フレックスカー社の経営に参加するという。

フレックスカーは全米に広がるカーシェアリングの会社で、シアトル、ポートランド、ロサンゼルス、サンディエゴ、シカゴ、ワシントンなど、30以上の都市で450台のクルマを運用している。

フレックスカー社は今後5年間でこのカーシェアリングの台数を2万台にしたい、という意向で、アイアコッカ氏も「多くの都市に住むアメリカ人にとって、必要な時だけ車を利用する、というオプションは今後成長の可能性が充分」と意気込みを語っている。

現在ロサンゼルスでパワーアシスト自転車の販売を手がけているアイアコッカ氏は、こうした環境とクルマとの関係というものに非常に興味を抱いているようだ。フレックスカーは今後ハイブリッドのフリート車両運営にも乗り出す予定があり、アイアコッカ氏の好みにはまっているようだ。

それにしても80歳を超えてなお自動車業界の第一線に留まろうと頑張るアイアコッカ氏。次は何を始めるのか、楽しみでもある。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  3. 日産『エクストレイル e-POWER』、338馬力デュアルモーターの「e-4ORCE」をインドネシア投入
  4. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  5. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る