【ホンダ中国】ホンダ汽車・金山総経理…鈴鹿超えて世界へ

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【ホンダ中国】ホンダ汽車・金山総経理…鈴鹿超えて世界へ
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●コストは日本製とどっこい、国産化率を高める

——欧州向けの『ジャズ』は日本からも輸出しているわけですが、日本製と比較してコスト水準はどうですか。

金山 現状では生産量が少ないし、まだ日本製と「どっこい」という感じ。コスト競争力は、これから高めていく段階です。国産化率を高めることが一番であり、確実に進めていきたい。今の現調率はざっと6割くらい。欧州向けは環境基準や商品のテイストが中国向けと異なるため、日本からの調達がまだ相当あるからです。

——輸出特化型ですから、人民元の切り上げは長期的には影響してきますね。

金山 輸入する部品などへのメリットはあるのですが、輸出産業なので当然、影響は出てくる。(進出当時から)分かっていたことですから、これを気にしてもしょうがない(笑)。長期的には切り上げが2%といった甘いレベルではすまないだろうし、当社としてはコストを下げなければならない。そのためにも現調率を着実に引き上げていくことです。

——人材は広州ホンダからも若干、移籍してもらったようですね。

金山 係長クラスなどこちらで核となるメンバー25人に来てもらいました。しかし、新規採用者は大半が未経験者だし、平均年齢も22歳と若い。若いからハンディになると思われるかもしれませんが、その分、素直でヤル気もあります。そうした人たちと、この会社の企業風土もしっかり創りたいと考えています。「3現主義」などの価値観やフィロソフィはホンダと一緒ですが、それをベースにわれわれなりのものを創りたいと。

●ホンダの夢と中国の願いと
●コストは日本製とどっこい、国産化率を高める
●塗装実習1000本ノック
●欧州へ、世界へ、右ハンドルも

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《池原照雄》

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