【ホンダ中国】ホンダ汽車・金山総経理…鈴鹿超えて世界へ

自動車 ビジネス 企業動向
【ホンダ中国】ホンダ汽車・金山総経理…鈴鹿超えて世界へ
【ホンダ中国】ホンダ汽車・金山総経理…鈴鹿超えて世界へ 全 8 枚 拡大写真

●コストは日本製とどっこい、国産化率を高める

【画像全8枚】

——欧州向けの『ジャズ』は日本からも輸出しているわけですが、日本製と比較してコスト水準はどうですか。

金山 現状では生産量が少ないし、まだ日本製と「どっこい」という感じ。コスト競争力は、これから高めていく段階です。国産化率を高めることが一番であり、確実に進めていきたい。今の現調率はざっと6割くらい。欧州向けは環境基準や商品のテイストが中国向けと異なるため、日本からの調達がまだ相当あるからです。

——輸出特化型ですから、人民元の切り上げは長期的には影響してきますね。

金山 輸入する部品などへのメリットはあるのですが、輸出産業なので当然、影響は出てくる。(進出当時から)分かっていたことですから、これを気にしてもしょうがない(笑)。長期的には切り上げが2%といった甘いレベルではすまないだろうし、当社としてはコストを下げなければならない。そのためにも現調率を着実に引き上げていくことです。

——人材は広州ホンダからも若干、移籍してもらったようですね。

金山 係長クラスなどこちらで核となるメンバー25人に来てもらいました。しかし、新規採用者は大半が未経験者だし、平均年齢も22歳と若い。若いからハンディになると思われるかもしれませんが、その分、素直でヤル気もあります。そうした人たちと、この会社の企業風土もしっかり創りたいと考えています。「3現主義」などの価値観やフィロソフィはホンダと一緒ですが、それをベースにわれわれなりのものを創りたいと。

●ホンダの夢と中国の願いと
●コストは日本製とどっこい、国産化率を高める
●塗装実習1000本ノック
●欧州へ、世界へ、右ハンドルも

  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 4
  6. 続きを読む

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三輪EV『coffret』、ヤマダデンキ横浜本店で販売開始…試乗も可能
  2. 三菱の新型SUV『デスティネーター』、最高の安全性評価…ASEAN NCAP
  3. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…土曜ニュースランキング
  4. 「3つの味」が選べる新型トヨタ『RAV4』日本仕様が一般公開! 2025年度内発売へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. サイドミラーの死角を減らせる補助ミラーは、アナログとデジタル、どっちが買い?[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る