【ITS世界会議05】プローブ&P2P、ユニークなカーナビ「Joester」

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【ITS世界会議05】プローブ&P2P、ユニークなカーナビ「Joester」
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ITS世界会議カリフォルニア州のブースでは、サンフランシスコ市を中心としたITSの取り組みを展示。CIRCUMNAV NETWORKの展示する小型カーナビ、開発コードネーム「Joester」は、プローブを使った渋滞情報収集機能を持つユニークなカーナビだ。

Joesterは本体内に通信モジュールとWiFi(無線LAN)、DSRC機能を持ち、基本機能としてサンフランシスコの渋滞情報サービス「511」のデータをダウンロードできる。さらにJoester独自の機能として、WiFiを用いた車車間通信機能があり、周囲のJoester同士が情報共有をする。この際に他車の位置や車速をプローブ情報として用いて、P2Pを使ったローカルなプローブネットワークを構築するのだ。

さらにユニークなのが、このプローブネットワークは疑似リアルタイム性を持っていること。例えば、進行方向の先にいるJoester端末Aのプローブ情報をいったん反対車線を走行するJoester端末Bが受信し、自車のJoester端末CがBとすれ違うときにプローブ情報を受け取ることで、本来ならばWiFiやDSRCが届かない位置にいるJoester端末Aの情報をJoester端末Cが利用できるという。

「Joesterはユニット価格1000ドル以下、利用料は通信モジュールの料金込みで100ドル程度で商用化したい。まずはサンフランシスコで300台程度で実験し、OEMで来夏の発売を目指します」(説明員)

《神尾寿》

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