【トヨタ クラウンマイナーチェンジ詳報】腕時計でクルマを動かせる!!

自動車 ニューモデル 新型車
【トヨタ クラウンマイナーチェンジ詳報】腕時計でクルマを動かせる!!
【トヨタ クラウンマイナーチェンジ詳報】腕時計でクルマを動かせる!! 全 4 枚 拡大写真

マイナーチェンジを行った『クラウン』には世界初のユニークなオプションが追加設定された。それは「キーインテグレーテッドウォッチ」と呼ばれるもので、腕時計に今までのスマートキーのリモコンユニットを内蔵したものだ。

つまり、この腕時計をしていればスマートキーを携帯していなくても、ドアロックの施錠や開錠を行なうことができ、なおかつエンジンをかけることもできるのだ。

この「キーインテグレーテッドウォッチ」の開発を担当したトヨタ自動車カスタマーサービス本部 光田聡志さんは「この時計の開発には1年半かかりましたが、遂に製品化することができました。時計なので薄くすることが一番大変でしたが、なんとかケース部分は16.73mmまで薄くすることができました」

「この腕時計は光発電方式なので電池交換は必要なく、3気圧の防水機能もついているので、普通の腕時計と同じ感覚で使用していただけると思います。」とコメント。

改めてその時計を見てみると確かに多少厚みはあるが、それは気にならない程度。文字盤にはクラウンの文字がブランドのように刻まれており、オーナーの心をくすぐってくれそうだ。だが、その見た目から想像する以上に重量は軽い。チタンなどの軽量素材が使われているために、重さは86gしかない。高級感を演出するために、もう少し重くてもよかったかもしれない。ちなみにムーブメント部分はシチズン製という。

実際にこの時計をはめて使用感を確かめてみた。クルマに近づきドアノブに触れれば開錠され、シートに座ればプッシュ式エンジンスタートを押すことでエンジンが掛けられる。このあたりはスマートキーとまったく同じように違和感なく使える。

そして面白いのは、この腕時計にはキーレスエントリーのリモコンのように、施錠&開錠のボタンも付いていること。つまり腕時計のボタンでクルマのロックやアンロックが行なえるのだ。腕時計でクルマのロックを開錠するシーンは、近未来のサイバーな雰囲気が味わえて面白い。価格は4万2000円高ということなので、クルマとお揃いの時計を買うと思うえば、それほど高くはないだろう。ぜひとも、今後はさまざまなクルマに展開して欲しいアイテムだ。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  2. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  3. 新型『キックス』ブラジル発売で浮き彫りになった「日産への期待と本音」
  4. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る