【D視点】三菱 i …開発者の熱き、熱き想い

自動車 ニューモデル 新型車
【D視点】三菱 i …開発者の熱き、熱き想い
【D視点】三菱 i …開発者の熱き、熱き想い 全 16 枚 拡大写真
2
  スマートが欲しがる

1998年と古い話だが、日本のお家芸と考えられていた軽乗用車市場に、ダイムラークライスラーのマイクロカー『スマート』が上陸したときの衝撃は今でも記憶に新しい。特にデザイナーは、マッキントッシュのデザインに通じる独創的なスタイルに目を見張った。しかし話題ほどに販売実績は華々しくなく、日本の軽乗用車メーカーは胸をなで下ろした。

販売不振の原因はいろいろ上げられるが、最大の要因は、2人乗りであること、そしてスーパーマーケットでの買い物にも困ってしまうラゲッジの狭さだ。欧米のように合理性が徹底できない日本人の性格では、たとえ軽乗用車でも4人乗りが必要条件であろう。

【画像全16枚】

その後、5ドア版『フォーフォー』が追加されたが、コンパクトカー並みに外寸が大きくなり、奇抜なデザインだけではブランドの復調はかなわない。スマートにとってラインナップに欲しいのが、デザインに共通性のある軽自動車の i に違いない。

スマートも発売から7年の歳月が経過したが、その新鮮さは失われていない。むしろ時代が進んでやっとユーザーに広く受けいれられるデザインとなったようにも見える。そんなわけで i がヒットする可能性は濃厚だが、最終的な評価はユーザーの判断を待とう。

  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 続きを読む

《松井孝晏》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 三輪EVミニカー「アーバントライカー」、ドア付きの3色を発売 価格は132万円から
  3. 万能のメルセデスベンツ『ウニモグ』、史上最も豪華なコンセプトカー登場…『Gクラス』の上を行く
  4. 雪道での長時間立ち往生に備えた防災寝袋、 冬の車中泊にも…ベアーズロックが開発
  5. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る