【D視点】三菱 i …開発者の熱き、熱き想い

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【D視点】三菱 i …開発者の熱き、熱き想い
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  スマートが欲しがる

1998年と古い話だが、日本のお家芸と考えられていた軽乗用車市場に、ダイムラークライスラーのマイクロカー『スマート』が上陸したときの衝撃は今でも記憶に新しい。特にデザイナーは、マッキントッシュのデザインに通じる独創的なスタイルに目を見張った。しかし話題ほどに販売実績は華々しくなく、日本の軽乗用車メーカーは胸をなで下ろした。

販売不振の原因はいろいろ上げられるが、最大の要因は、2人乗りであること、そしてスーパーマーケットでの買い物にも困ってしまうラゲッジの狭さだ。欧米のように合理性が徹底できない日本人の性格では、たとえ軽乗用車でも4人乗りが必要条件であろう。

その後、5ドア版『フォーフォー』が追加されたが、コンパクトカー並みに外寸が大きくなり、奇抜なデザインだけではブランドの復調はかなわない。スマートにとってラインナップに欲しいのが、デザインに共通性のある軽自動車の i に違いない。

スマートも発売から7年の歳月が経過したが、その新鮮さは失われていない。むしろ時代が進んでやっとユーザーに広く受けいれられるデザインとなったようにも見える。そんなわけで i がヒットする可能性は濃厚だが、最終的な評価はユーザーの判断を待とう。

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《松井孝晏》

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