【D視点】三菱 i …開発者の熱き、熱き想い

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【D視点】三菱 i …開発者の熱き、熱き想い
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  ピンチの後にチャンスあり!

戦争という悪い思い出もあるが、「三菱財閥」の語句は何かしらの信頼感を感じさせた。これまでの三菱自動車はそんな信頼感が支えとなっていたのであろう。度重なるリコール隠しが明るみになり、信頼感が裏切られた衝撃は他の自動車メーカーの場合より格段に大きかった。

さらにSUVがトレンドオフになり、看板車種『パジェロ』の不振や『グランディス』の顔作りの失敗などが重なり、三菱は坂を転げ落ちるようにシェアを減らしていった。このような劇的な危機が、クルマ作りの本道に立ち戻る気持ちを強めたのであろうか。再生計画開始後、第一弾の新型SUV『アウトランダー』は販売が好調に推移している。

第二弾が今回の i であり、東京の三菱本社での発表会は、開発担当者の熱のこもった商品説明が続いた。もう昔になってしまったが、多くの自動車メーカーの担当者がクルマ作りの熱い想いを語った新型車発表の場面を思い出させるものであった。

これから三菱の新型車発表予定は『デリカ』と『ランサーエボリューション』だと聞く。ラインナップは絞られており、しかも三菱の得意分野の車種ばかりだ。三菱の持てる力が熱い気持ちで結集するなら、すごいクルマを期待できる。ピンチの後のチャンスとは、今の三菱自動車のような空気から生まれるのであろう。

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《松井孝晏》

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