日産自動車から発売された軽自動車の『ピノ』は、スズキからOEM供給される『アルト』がベースとなっているが、そのフロントマスクはうまく日産テイストに改良されている。
ピノの商品企画を担当した日産自動車 商品企画本部 工藤圭子さんは「ピノのフロントマスクは、『モコ』と『オッティ』の両車のフロントデザインを組み合わせ、ひと目で日産車とわかる愛らしいデザインに仕上げています」
「ピノはOEM供給車ですので、ベースのアルトから変更できる部分は限られているのですが、その中で日産らしさを表現するのに苦労しました」という。
確かにピノのデザインは全体的なフォルムはアルトのままだが、フロント部分の雰囲気は、『マーチ』や『キューブ』の弟分にも見える日産らしいデザインを実現している。
ベースのアルトやマツダにOEM供給されている『キャロル』も、12月にマイナーチェンジを実施してフェイスリフトを行なっているが、新たに導入されたピノのフロントマスクも、それらに負けないぐらい、日産らしいオリジナリティが発揮されている。