気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2007年2月7日付
●スズキ、インドに第2工場、「3億人市場」争奪戦(読売・8面)
●都バスに新バイオ燃料、トヨタなどと走行実験(読売・30面)
●記事盗用の本社記者を解雇、東京編集局長ら解職(朝日・1面)
●狙いはインド、日米欧、新工場ラッシュ、スズキ先行シェア5割(朝日・10面)
●米クライスラー、1万人超削減へ(朝日・10面)
●三菱ふそう、ハブ問題リコール届け出(朝日・33面)
●中古車取引などを悪用、パキスタン人、地下銀行、2億円本国に送金(朝日・34面)
●三菱自動車最終損益初めて黒字転換(毎日・8面)
●3か月連続で「ムーヴ」が首位、先月、車名別販売(毎日・8面)
●トヨタ売上高17兆円、18年4−12月期、GM超え射程(産経・1面)
●国内も盤石、トヨタシェア47% 「軽」人気に耐え、伸ばす(産経・10面)
●スズキ、インドで中型車テコ入れ、2000億円追加投資へ(産経・10面)
●ヤマハ発、純利益最高の772億円、前期、二輪車、海外で拡大(日経・16面)
●日産ディーゼル、経常利益11%減、4-12月期(日経・16面)
ひとくちコメント
スズキのインド乗用車事業子会社「マルチ・ウドヨク」の第2工場の本格稼働を祝う開所式が行われ、鈴木修会長は「インドの自動車産業のリーダーとして、今後もインド経済の発展に貢献したい」と述べたという。
また、「既存工場を含め2010年までに2000億円を追加投資する」方針も明らかにした。きょうの読売、朝日、産経が現地からのレポートとして大きく取り上げている。昨日も日経、東京などがニューデリーでの鈴木会長の記者会見を報じていた。
スズキは1982年のインド進出以来、乗用車販売台数首位の座を守り続けているが、その健在ぶりを改めて内外にアピールした格好だ。きょうの各紙には「過去最高益」を誇るトヨタ自動車の連結決算(2006年10−12期)の記事が報じられているが、スズキのインドレポートは企業規模に関係なく、トヨタの決算をしのぐ大きな扱いである。