【上海モーターショー07】GM、第5世代のプラグイン燃料電池車

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【上海モーターショー07】GM、第5世代のプラグイン燃料電池車
【上海モーターショー07】GM、第5世代のプラグイン燃料電池車 全 1 枚 拡大写真

ゼネラルモーターズ(GM)は、上海モーターショーで最も燃費性能に優れた最新の水素燃料電池システムで構成された、2代目の『E-Flex』電気駆動システムを公開した。

E-Flexシステムは、最新の第5世代燃料電池推進システムとリチウムイオンバッテリーを使用している。ガソリンを使用せず、排出ガスを発生させずに電気駆動システムで最長300マイル(約480km)の航続走行距離を実現する。

E-Flex水素燃料システムは、真のゼロ・エミッション車両(ZEV)であり、水素燃料電池から生成された電気および外部電源を使って、電気のみで駆動する。コンセントにプラグを差し込み充電するプラグイン方式を採用し、充電するたびに20マイル(約32km)の延長走行が可能で、給油回数がさらに削減できる。

E-Flexシステムは、電気のみで車両を駆動させるという、フレキシビリティに優れた電気駆動システムで、さまざまなエネルギー源の中から電気を生成することができる。

E-Flexシステムは、1月に行われた北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)で、コンセプトカーのシボレー『ボルト』に搭載し初公開された。シボレー・ボルトはバッテリー駆動式の電気自動車で、電気のみで40マイル(約64km)を走行、さらにジェネレーターの付いた小型のバイオ燃料エンジンが搭載され、最長640マイル(約1030km)を走行することができる。

GM研究開発・企画担当のラリー・バーンズ副社長は「このE-Flexが提供するフレキシビリティには二通りあり、ひとつは電気駆動システムが使用できること。もうひとつは商用化が可能であり、市場でガソリンに対抗でき、そして持続可能な方法で、全世界における交通輸送手段の成長に応じられるようなエネルギー源を活用できることにある」としている。

GMの第5世代燃料電池システムは、先代システムからサイズが半分に縮小されたにもかかわらず、先代と同じパワーと性能を実現する。第4世代システムは現在、シボレー『シークエル』コンセプトに搭載されており、同車は8kgの水素を搭載し、300マイル(約480km)を走行する。一方、シボレー・ボルトは300マイル走行するのに必要な水素は4kg。

《レスポンス編集部》

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