【パイクスピーク ヒルクライム】モンスター田嶋が、新記録で優勝

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【パイクスピーク ヒルクライム】モンスター田嶋が、新記録で優勝
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7月21日、米国コロラド州で行われた「第85回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」決勝で、モンスター田嶋(田嶋伸博選手)が新記録をマークし総合優勝を果たした。

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「Race To The Clouds(雲へのレース)」の異名をもつパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムは、標高2865mのスタート地点から4300mの山頂を目指し、156か所のターンからなる全長19.96kmを駆け登るヒルクライムレースの最高峰だ。

田嶋選手は1989年のパイクス初参戦以来、95年にはツインエンジンの『カルタス』で初の総合優勝。昨年も「エスクード・ヒルクライム・スペシャル」で参戦し2度目の総合優勝を果たしている。しかし2度の優勝年には悪天候によりコースが短縮された為、コースレコードへの挑戦は果たせずにいた。

昨年同様アンリミテッドクラスにエントリーし、レコードブレークに挑んだ田嶋選手のマシンは、1007psを発揮するツインターボ3.6リットルV6エンジンを搭載したスズキスポーツ「XL7・ヒルクライム・スペシャル」。

満を持して挑んだレースでは「10分の壁」を破ることは叶わなかったが、10分01秒408をマーク。94年にロッド・ミレンが『セリカGT』で記録した10分04秒06のコースレコードを13年ぶり塗り替え、自身3度目となる総合優勝を果たした。

《ケニー中嶋》

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