競技用自転車で走行の高校生、放置駐車のクルマに激突

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19日午後、千葉県千葉市美浜区内の市道で、自転車競技の練習を行っていた高校生2人が競技用自転車(ピスト)で走行していた際に路上駐車していた乗用車に激突する事故が起きた。2人は収容先の病院で死亡。前方不注意が事故の原因とみられる。

千葉県警・千葉西署によると、事故が起きたのは19日の午後1時50分ごろ。千葉市美浜区美浜1丁目付近の市道で、自転車競技練習のため、「ピスト」と呼ばれる競技用の軽量自転車で走行していた17歳と18歳の男子高校生が、第1車線上に放置駐車されていた乗用車に激突した。2人は路上に投げ出されて全身を強打。近くの病院に収容されたが、約3時間後に死亡した。後続の2台は前方から響く衝突音に気づき、第2車線へ回避したために無事だった。

現場は千葉マリンスタジアムや幕張メッセの東方で、片側3車線の直線区間。路肩には樹脂製ポールが立てられており、駐停車禁止となっている。クルマを運転していた31歳の男性は付近で地元のラジオ局が行っていたイベントを見に行くため、クルマを第1車線に放置したまま現場を離れていた。

死亡した高校生は自転車スプリント競技の選手。競技場と条件が近く、スピードも出せる現場付近の道路で練習を行うことが多かったという。全力走行時は前傾姿勢となり、前方視界が極端に悪くなることから、通常は教師がクルマなどで先導を行うことになっているが、事故当日は教師が会議で不在だったこともあり、高校生4人で練習を行っていた。

事故の主因は自転車側の前方不注意とみられるが、自転車から見た場合、現場は緩やかな右カーブを通過した後、長い直線区間に移行する場所であり、警察では「カーブを通過中の自転車からは、第1車線に放置されていたクルマが目の錯覚で“走っているように見えた”可能性もある」として、クルマを現場に放置していた男性から自動車運転過失致死と道路交通違反(駐車違反)容疑で事情を聞くとともに、学校関係者からも事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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