歩行車とクルマ用のルート案内を1アプリで提供できる強み
----:サービスを始めた頃は、端末の処理能力も通信速度も遅く、開発は大変だったのではないですか。
板橋:その通りです。大量のデータを処理させるのは辛いため、地図のデータをできるだけ軽量にして、操作性を確保しました。また当時は今のようなパケット定額制もまだありませんでしたから、「軽さ」は非常に重要なファクターでした。最近では端末の性能が上がり、通信は速くなってきたので、3Dの地図などリッチな見せ方も可能になりましたが、それでもやはり「いかに軽快に操作できるか」ということを優先事項にして開発しています。
----:では、ナビタイムの持つ強みはどの点でしょう。
板橋:繰り返しになりますが、徒歩用のルート案内と、クルマ用のルート案内をひとつのアプリケーションで可能にするのがナビタイムです。他社に先駆けてサービスを始めたので、独自のノウハウを持っているという自負はあります。
また、トータルナビではクルマだけでなく公共交通機関を使った場合の移動時間や、クルマに乗ってなくても、渋滞情報を入手できますし、サイトではオススメの旬なスポットを紹介しています。そういったリアルタイムの情報をユーザーに伝えられるのも強みだと思っています。
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